医療マッサージってなに?どんな効果があるの?
国家資格者による施術。
訪問医療マッサージってなに?
- 在宅で療養中で、お身体に麻痺か拘縮などの症状があり、ご自身では通院できない、歩行に介助が必要な方が対象となります。
- 国家資格を持った施術師がご自宅まで訪問し、容体に合わせ施術を行います。また、人工透析を行われている方や、癌の緩和ケアとしてもご利用頂けます。
- 医師の同意に基づく治療は、介護保険とは別枠の医療保険を利用しますので、ケアプランに影響せず、より幅広いケアが可能になります。
このような症状でお困りの方が対象になります。
- 歩行に介助が必要な方。
- 寝たきり状態の方。
- 病気(脳血管障害、血管血行障害など)の後遺症による麻痺などで、歩行が困難な方。
- 関節拘縮(関節が固まって動かしにくくなること)により歩行が困難な方。
- その他、身体のどこかに不自由がある方。
- 癌 終末期の方の緩和ケア。
- 人工透析をされている方。
- 重度障害、お子様の麻痺、難病等。
- 医師による同意書がいただける方。
※詳しくは相談員にご相談ください。
どんな効果があるの?
ご本人も、ご家族にも嬉しい効果
予防・維持・改善で健やか生活
⒈関節拘縮の予防と改善
特に高齢者は寝たきりになってしまうと、関節がすぐに硬くなり、動かしにくくなってしまいます。そのまま放置しておくと、長い間使われなかった筋肉や骨の密度が低下します。その結果骨折を起こしたり、生活全般での行動に制限が出てきます。
そのような状態になると、オムツ交換をはじめ、日常生活のにおいて介護をする側・される方にも、さまざまな問題が発生します。硬く伸びにくくなってしまった関節周囲の筋、靭帯をゆるめて関節可動域を広げるので、おむつの交換が楽になったり、生活全般に改善が見られます。
⒉筋力の維持・強化
寝たきりの状態になってしまった高齢者は、関節拘縮のみならず、筋力の低下も大きな問題となります。「最近までは自分で起き上がることができたのに・・・」とか「あっという間に座ることすらできなくなってしまった」ということもよく起こります。すでに寝たきりの方でも、マッサージや機能訓練により筋力の低下を予防し、基本的な動作の改善、維持が見込めます。
安静の目安 | 筋力の低下 |
---|---|
1週間の安静 | 筋力20%低下 |
2週間の安静 | 筋力36%低下 |
3週間の安静 | 筋力68%低下 |
4週間の安静 | 筋力88%低下 |
5週間の安静 | 筋力96%低下 |
⒊麻痺の回復
病気等の後遺症により、長期間の麻痺により衰えた筋肉は伸縮するための機能も低下しています。そこで、マッサージをすることにより筋肉を刺激、血行を改善、筋肉の機能を回復させていく事により、症状の改善が期待できます。
⒋浮腫の改善(ふしゅ・むくみ)
ご自身で、体が動かしにくくなってくると代謝が悪くなり、つらい浮腫(むくみ)がでてきます。そこで、足底、足骨、下腿部を中心に、腱、靭帯、筋肉等へのマッサージと各関節の機能訓練を組み合わせ、血流を良くし、水分の代謝促進、つらい浮腫(むくみ)を改善させます。
国家資格保有者による施術
私たちは、ご利用者様の気持ちに寄り添う施術を心掛けています。
⒈全員、国家資格保有者。(あん摩マッサージ指圧師)
訪問療養マッサージ「きらり」からお伺いする施術者は全員国家資格保有者です。
※あん摩マッサージ指圧師は厚生労働省より機能訓練指導員としても認められています。
⒉専門の医療マッサージ
麻痺、運動障害、関節拘縮の機能回復および機能維持を目的とした専門の療養マッサージやリハビリ運動療法です。(1回の施術時間は20分程度です。)
⒊体の事を考えた施術。
ご利用者様のメンタル・体調・症状に合わせた施術を行います。揉み返しなど身体に負担をかけないやさしいマッサージなので安心です。